バングラデシュの発電所改修と 再生可能エネルギー活用を支援

【マニラ、2011年8月11日】アジア開発銀行(ADB)は、バングラデシュに対し、同国の電力事情改善を目的とする融資3億ドルを決定した。

バングラデシュでは、既存の火力発電所の老朽化が進む一方、天然ガス資源が十分に活用されず、発電源の多様化も遅れているため、電力需給の逼迫が深刻化しつつある(2011年の予想不足分は1200メガワット超)。電力にアクセスできる人口は国民の5割を切っており、貧困とのつながりも指摘されている。電力の不安定供給は経済成長の妨げにもなりかねず、需給ギャップの解消は急務となっている。

プロジェクト(電力システム効率化プロジェクト)では、こうした問題を解決するため、発電所の改修とクリーンエネルギーの利用拡大を支援する。具体的には、アシュガンジ(Ashuganj)の老朽化した発電所5基を、天然ガスによる複合発電所に建て替え、発電能力とエネルギー効率の向上を目指す。再生可能エネルギー面では、ハティヤ(Hatiya)島などにおいて風力と太陽光の複合発電システムを設置するほか、ダッカ、チッタゴンなど6都市でもソーラー式LED街路灯の新規設置・交換を進める。ADB側担当は、南アジア局・エネルギー課(SAEN)。

プロジェクトは、バングラデシュの電力開発庁(BPDB)、電力・エネルギー・鉱物資源省(MPEMR)など4が2017年6月末まで実施する。プロジェクト総経費約5億8120万ドルのうち、ADBの他、イスラム開発銀行(IDB)が2億ドルを協調融資し、残額はバングラデシュ政府が負担する。


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