アジア開発基金(ADF)の次期財源補充、 約124億ドルを確保

【マニラ、2012年5月2日】アジア開発銀行(ADB)は、アジア開発基金(ADF)に対する加盟国からの次期拠出額について、前期(2009-12年)比11.1%増となる約79億SDR(米ドル換算では9.5%増の124億ドル相当)を確保できる見通しとなったと発表した。ADFは、域内最貧国向け融資の財源で、今回の財源補充は、2013年から2016年までの4年間をカバーする。また、自然災害に見舞われたADF被援助国を支援するため、「災害対策ファシリティ」(仮称)を基金内に設置、試験的に運用することも決まった。

アジア・太平洋地域の最貧国は、食料・燃料の価格高騰や、自然災害、紛争などに伴う影響を受けやすい。ADFは、こうした最貧国を対象とする譲許的融資の財源として設立された。代表的な被援助国はバングラデシュなど。資金は、教育へのアクセス向上や社会的セーフティネットの拡充、再生可能エネルギー促進などの分野における支援を通じ、貧困削減や拡大する格差是正に役立てられる。次期財源からは、道路網の改善や、教育、地方電化、上下水道整備などの支援実施が予定されている。

ADBの黒田東彦(はるひこ)総裁は、「ADFの借り手国は、多くの開発課題に対処するリソースを十分に持ち合わせていない。困難な国内問題を抱えながら、固い支持と寛大な配慮を示していただいたドナー各国には、とりわけ感謝を申し上げたい」としている。


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