フィリピンに3輪電気自動車を導入支援 アキノ大統領も試乗

【マニラ、2011年4月13日】アジア開発銀行(ADB)が資金支援した3輪電気自動車(Eトライシクル)20台のお披露目式が、アキノ大統領も出席してマニラ市内で行われた。

フィリピン1では、ジプニーやバス、トライシクルといった交通機関の排気ガスが大気汚染の主な原因となっている。このうちトライシクルは、オートバイにサイドカーがついた3輪自動車で、フィリピン全土の稼動台数は350万台を超える。低料金で短距離を移動する交通手段として人気が高いが、年間1000万トンを超える二酸化炭素を排出するほか、ガソリン消費に伴う同国の燃料輸入費用を押し上げている。

Eトライシクルは、気候変動対応を目的とする省エネ・再生エネルギー推進支援プロジェクトの一環として導入された。ノートパソコンや携帯電話に使われるリチウムイオン電池を動力とするため、初期コストは高いが、長期的な管理・維持費は従来型のトライシクルより低い。バッテリーは約2000回充電可能。市内4ヵ所に充電ステーションが新たに設置される。

ADBでは、マニラなど都市部を対象に2万台の導入を目指しており、実現すれば、環境面でメリットが得られるほか、ガソリンの節約効果に伴い、燃料輸入費の削減にもつながり、同国のエネルギー自給率向上にも役立つ。さらにプロジェクトによって、Eトライシクルの国内生産にも見通しがついており、新たな雇用創出効果も期待される。

ADB東南アジア局(SERD)の千せん賀が邦くに夫お局長は、Eトライシクルによって、マニラがきれいな空気を取り戻せればとしている。
 


1 OCR国。ADBのフィリピン支援詳細は、参照。
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