キルギスへの支援戦略を決定

The Country Partnership Strategy includes reforms to improve the business environment; expanding affordable finance; and improving the reliability of electricity.

【ビシュケク、2013年8月28日】アジア開発銀行(ADB)は、キルギス共和国1に対する今後5年間(2013-2017)の支援戦略である国別支援戦略(CPS)について、このほど同国政府と合意した。CPSは、途上加盟国に対するADBの支援業務の方針を、各国が策定する開発戦略に沿った形で定めるもの。

ADBキルギス駐在員事務所の平岡理恵所長は、「ADBは、キルギス政府に対し、成長の阻害要因の解決や、投資環境の改善、経済機会の格差是正を通じた全ての人々に恩恵が行き渡るための取り組みを、重点的に支援していく」としている。

今回のCPSには、

  • ビジネス環境の整備のための法規制の枠組み改革
  • 手ごろな金融サービスネットワークの全土への拡大
  • 電力の供給安定化
  • 雇用促進
  • 交通および交易ネットワークの整備
  • インフラ・サービス面における格差是正

などへの取り組みが含まれる。

ADBはまた、「中央アジア地域経済協力(CAREC)プログラム2を通じて、同国の域内近隣国との連携強化を支援する3。キルギス、カザフスタン、タジキスタン、ウズベキスタンはエネルギー面での相互依存性が高いため、ADBは域内エネルギー関連のプロジェクト支援も行う予定である。このCPSの期間中の支援総額は、約4億7200万ドルとなる見込み4

【抄訳・本リリースの英原文はこちら


1 ADBの対キルギス業務詳細は、http://www.adb.org/countries/kyrgyz-republic/main参照。
2 CARECは、ADBや世界銀行その他の援助機関による合同の地域開発イニシアチブとして2001年に発足した。加盟国はアフガニスタン、アゼルバイジャン、中国、カザフスタン、キルギス、モンゴル、パキスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン。詳細は、http://www.adb.org/countries/subregional-programs/carec参照。
3 具体的には貿易円滑化、幹線道における税関手続きの改善、農作物・食肉の品質検査業務の向上など。
4 財源はアジア開発基金など。なお、累積支援額は、1994年の業務開始以来、融資8億2040万ドル、グラント3億3180万ドル、技術協力4750万ドルの計約12億ドルにのぼる。


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