ADBチーフエコノミストに澤田康幸氏を任命 | Asian Development Bank

ADBチーフエコノミストに澤田康幸氏を任命

ニュースリリース | 2016年11月23日

フィリピン・マニラ 【2016年11月23日】 — アジア開発銀行(ADB)は、東京大学大学院経済学研究科教授の澤田康幸氏をチーフエコノミストに任命した。日本人がチーフエコノミストに任命されるのは初めてである。着任時期については、東京大学の正式な手続きを経て、来年春の適切な時期とする。

澤田氏は、エコノミスト、研究者、大学教授として20年以上の実績を有する。東京を拠点とするADB研究所での研究活動を行ったほか、世界銀行グループでコンサルタントとして数々の研究プロジェクトに携わった経験がある。開発経済、応用ミクロ経済学分野の第一人者であり、スタンフォード大学国際開発センターと高麗大学経済学部の客員教授も務めている。

澤田氏は次のようにコメントを寄せている。「アジアの発展が転機を迎えているこの時期にADBに参加できることはたいへん光栄です。ADBは、アジア地域の重要な研究機関として、開発途上加盟国に最高水準の研究と政策助言を提供し、開発アジェンダの推進に懸命に取り組んでいます。こうしたADBの活動に貢献することを楽しみにしています」。

澤田氏は、チーフエコノミストとして、経済問題に関するADBのスポークスマンの役割を果たすとともに、アジア太平洋地域が直面する開発課題に関する政策研究に取り組む経済調査・地域協力局を率いることとなる。同局は、国際的な研究機関と緊密に協働しているほか、ADBの代表的な経済報告である『アジア経済見通し』を作成している。

澤田氏は、発展途上国でフィールド・スタディに取り組んだ経験も豊富で、開発問題について卓越した見識を持っている。また、同氏の研究は、国際協力機構(JICA)、バングラデシュ開発研究所、オーストラリア国立大学クロフォード公共政策大学院・日豪リサーチセンター、パキスタン開発研究所など、複数の開発研究機関の活動に貢献してきた。澤田氏は、特に経済、災害レジリエンスと復興、国際援助、貧困問題をテーマに、数多くの本やレポート、専門誌を執筆、監修している。

澤田氏は、スタンフォード大学で博士号(経済学)と修士号(国際開発政策)を取得。また、東京大学で修士号(国際関係論)、大阪大学で修士号(経済学)、慶応義塾大学で学士号(経済学)を取得している。