【ヤンゴン、2012年8月1日】アジア開発銀行(ADB)は、1988年以降支援業務が停止しているミャンマーへの支援再開に向け、現地にオフィスを開設した1

ADBのスティーブン・グロフ副総裁(東・東南アジア・太平洋地域担当)は、「オフィスの開設により、ミャンマーが抱える課題に対する理解を深め、包摂的で持続可能な成長のためにどのような支援が適切かを見極めやすくなる。ADBがミャンマー政府とともに経済開発や貧困削減に向けたパートナーシップ戦略を策定していく上で、ミャンマーの直面する現状を把握することはきわめて重要だ」と述べている。

ADBは、交通、電力、農業・資源、教育、都市整備(上下水道を含む)といった主要分野における支援の必要性に関する予備調査をこのほど終えた。今後は、優先分野を絞込んで分析を更に行うほか、まずは能力構築や制度整備の技術支援を実施する。本格的な支援は、他の開発援助機関と協調しつつ、延滞債務を解消した上で再開される。

【抄訳】


1 世界銀行及び国際金融公社とオフィス・スペースを共有。


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