フィジー、ナンディ(2022年5月23日)-アジア開発銀行(ADB)とフィジー政府は、本日、日本政府の拠出によりADBに設置されている、豊かで強靭なアジア太平洋日本基金(JFPR)から提供される300万ドル(630万フィジー・ドル)のグラントに署名した。このグラントにより、同国において待望されている観光客を増やすための取り組みを支援する。

このグラントは、昨年暮れに外国人観光客の受け入れを再開したナンディ国際空港における新型コロナウイルス感染症の検査能力と封じ込め対策を向上させるものである。

フィジーにおける観光の回復に向けた新型コロナウイルス対応強化プロジェクト(Fiji Enhancing COVID-19 Preparedness for Tourism Recovery Project)は、フィジー政府から27万ドル相当の現物給付によりサポートされている。

フィジーのアイヤズ・サイェド=カイユム・司法長官兼経済大臣と、在フィジーADB太平洋地域事務所のアーロン・バトン所長が、本日、グラントの契約書に署名した。また、フィジーエアウェイズのアンドレ・フィルユンCEO、フィジーエアポーツのIsei Tudreu CEO、並びにバトン所長が、川上文博駐フィジー日本国特命全権大使の立ち会いの下、プロジェクトの契約書に署名した。

このグラントプロジェクトは、海外旅行の促進を目的として、ナンディ国際空港における新型コロナウイルスの感染リスク低減対策の実施と、観光客や観光産業の従事者が利用できる検査施設の提供を支援するものである。

ADBのレア・グティエレス太平洋局長は、「昨年12月にフィジーの国境が開かれたことで、経済の早期回復の鍵を握る観光の復活が期待されている」とした上で、「観光はフィジー経済にとって極めて重要であり、日本政府からのこのグラントは、安全な観光の回復の促進を後押しする」と述べた。

このプロジェクトは、観光産業に直接的または間接的に従事する約9万人の人々に恩恵をもたらす。観光業に従事する女性の多くは未熟練労働に従事しており、新型コロナ感染症のパンデミックによって大きな影響を受けた。

カイユム大臣は、「パンデミックの最悪期から持ち直すための国家の総力をあげた取り組みが、フィジーの何万人もの人々の生活再建を後押しし、日々、多くの人々が職場への復帰を果たしている。今回のパートナーシップは、国際空港評価の受賞歴を誇るナンディ国際空港の大規模な改修を支援し、持続可能な観光産業の復興に向けた道筋を示すものである」とした上で、「フィジーへの旅行をより手軽に、よりシンプルに、より安全なものにするための施策を絶え間なく追求することで、復興の過程において、そしてそれ以降も幸福の扉を開き続けることを保証する」と述べた。

このプロジェクトは、搭乗ゲート、ラウンジ、隔離室の新設や、感染予防と疾病管理を支える設備に資金を提供する。ナンディでの新型コロナ検査は、自動逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)検査機の調達により拡大される予定だ。

ADBは、極度の貧困の撲滅に努めるとともに、豊かでインクルーシブ、気候変動や災害等のショックに強靭で持続可能なアジア・太平洋地域の実現に向け取り組んでいる。ADBは1966年に創立され、49の域内加盟国・地域を含め68の加盟国・地域によって構成されている。

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