フィリピン、マニラ(2020年7月13日) - アジア開発銀行(ADB)は、第53回年次総会の第2ステージを9月17日~18日にバーチャルイベントとして開催する。本イベントには、公式のビジネスセッションと厳選されたナレッジイベントが含まれる。

ADBの ユージン・ジューコフ(Eugenue Zhukov)官房長は、「新型コロナウイルスの拡大が続く中、多くのADB加盟国に影響を与えている渡航制限措置や健康上のリスクが続いていることなどを考慮して、ADBと韓国政府は、仁川での物理的な総会は開催しないことで合意した」と述べた。

韓国政府は、2023年5月にADBの第56回年次総会を仁川で開催することを提案した。ADBの総務会は、9月18日にバーチャル形式で開催する総会においてこの提案を議論する。

総会に関する情報はこちら

第53回年次総会の第1ステージとして、5月22日に規模を縮小した形で総務会が開催され、ADBの規定にしたがい、各加盟国・地域の総務がADBの財務諸表と純利益の配分を承認した。

ADBは、4月13日に発表した200億ドルの包括的な支援パッケージを通じて、新型コロナウイルスの影響に対処する加盟国を積極的に支援している。ADBが実施している支援の詳細については、ADBのウェブサイトを参照。

ADBは、極度の貧困の撲滅に努めるとともに、豊かでインクルーシブ、災害等のショックに強靭で持続可能なアジア・太平洋地域の実現に向け取り組んでいる。ADBは1966年に創立され、49の域内加盟国・地域を含め68の加盟国・地域によって構成されている。

Media Contact