フィリピン、マニラ(2022年2月23日)-アジア開発銀行(ADB)は、スリランカ政府との協議により、第55回年次総会を2段階方式で開催することを決定した。
ADBの理事会は、新型コロナウイルス感染症による影響がいまだ続いている状況を踏まえ、この提案を承認した。
第1ステージとして、2022年5月5日にバーチャル形式により、規模を縮小した形で総務会が開催される。これにより総務会は、ADBの規定に従ってADBの財務諸表や純益処分について審議することが可能となる。総会はそこで一旦繰り延べとなり、2022年9月5日から8日の日程で、スリランカのコロンボにおいて、通常規模の総会となる第2ステージとして再開される。
ADBの年次総会は、アジア・太平洋地域の経済社会開発問題を議論するための重要な場である。年次総会は、加盟国の財務大臣や中央銀行総裁、その他の政府高官に加えて、ADBの経営陣や上級職員、市民社会、メディア、そして民間セクター、オブザーバー国、国際機関の関係者が一同に会し、交流機会をつくり出す。
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ADBは、極度の貧困の撲滅に努めるとともに、豊かでインクルーシブ、気候変動や災害等のショックに強靭で持続可能なアジア・太平洋地域の実現に向け取り組んでいる。ADBは1966年に創立され、49の域内加盟国・地域を含め68の加盟国・地域によって構成されている。