【フィリピン・マニラ、2016年7月4日】アジア開発銀行(ADB)の中尾武彦総裁と新開発銀行(New Development Bank :NDB)[1]のK.V.カマート総裁は本日当地で、協力に関する覚書に署名した。署名式は、カマート総裁がADBの経営陣および理事会と面談するためにADB本部を訪問した際に執り行われた。

覚書は、ADBとNDB間の協力関係を構築し促進すること、そして共通する目的の達成に向けて戦略的に協力する分野を設けることを目的としている。

ADBの中尾総裁は、「この協力の枠組みは、ADB・NDB間の協力関係にとって大きな節目となる」としたうえで、「この域内の開発に関する状況が絶えず進化していく中で、我々は共に関心を持つ国々において、持続可能でバランスの取れたインクルーシブな成長、および、貧困の削減が達成されるよう協力関係を強化する」とした。

NDBのカマート総裁は、「ADBとこのような連携関係を持てたことは大きな誇りである。この覚書は知識を共有し、協調融資の機会を探るための基盤となる」としたうえで、「両者の間にはいくつか相乗効果があり、この覚書によってこれらの相乗効果が活かされ、長期的に両者に利益がもたらされる。このパートナーシップによって、NDBはADBの見識を活用でき、また、両者は共通の開発目標に向けた努力が促進される」と述べた。

協調融資ならびに共同知識活動を通じ、両機関は、再生可能エネルギー、エネルギー効率、クリーンな交通、持続可能な水管理、ならびに下水処理の分野での持続可能な開発プロジェクトなどで協力することになる。

 

[1] 新開発銀行(NDB、本部:上海)は、ブラジル連邦共和国、ロシア連邦、インド、中華人民共和国、及び南アフリカ共和国により設立された国際開発金融機関で、これらの国(BRICS)やその他新興国・開発途上国におけるインフラ・持続可能な開発プロジェクトのための資金動員を目的とする。

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