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中尾武彦氏がADB総裁に再選され二期目に

ニュースリリース | 2016年8月5日

【フィリピン・マニラ、2016年8月5日】アジア開発銀行(ADB)の総務会は、2016年11月24日からの5年間を任期とするADB総裁として中尾武彦氏を全会一致で再選した。

中尾氏は、黒田東彦前総裁の任期の残り3年半を引き継ぎ、2013年4月28日に総務会により第9代ADB総裁として選出された。ADBの総務は、2016年5月31日から6月30日までの間にADB総裁候補者のノミネートを求められたが、ノミネートされたのは中尾氏だけであった。

中尾氏は、「次の5年間を任期とするADB総裁として務めるべくADB加盟国・地域からマンデートを頂き、光栄に思う」としたうえで、「アジア太平洋地域においてインクルーシブで持続可能な開発の達成を支える域内の第一の開発機関としてのADBの地位を一層高めていくことに専心する」と述べた。

中尾氏の総裁一期目において、ADBは、ストラテジー2020の中間見直しを通じてその戦略的優先事項を再編するとともに、アジア開発基金の業務を通常資本財源のバランスシートへ統合することによってその貸付能力を2014年の130億ドルから2020年までに200億ドルとすべく引き上げた。ADBの業務拡大は既に順調に進展している。昨年、ADBの融資と無償資金の承認額は過去最高の163億ドルに達した(民間セクター業務での過去最高の26億ドルの承認額を含む)。ADBの総務会は今年5月、アジア開発基金の38億ドルの財源補充を承認した。 

中尾氏のリーダーシップのもと、被援助国に対してより良いサービスを提供すべく、ADBは制度改革も実施しており、これには、駐在員事務所への一層の権限委譲、調達その他の手続きの簡素化、官民連携部の創設、各セクター・テーマにおける専門性の強化が含まれる。

2013年にADB総裁に就任する前、中尾氏は日本の財務省の幹部として、国際金融や開発の分野において広範な経験を積んできた。中尾氏はまた、2010年と2011年に東京大学において客員教授として国際金融の教鞭をとった。中尾氏は、1956年生まれで、東京大学の経済学学士とカリフォルニア大学バークレー校の経営学修士を取得している。