TAPIパイプライン社(TAPI Pipeline Company Limited)の株主は、各々の株式保有比率に合意し、株主契約に仮調印した。TAPIパイプライン社は、トルクメニスタン~アフガニスタン~パキスタン~インド(各国の頭文字を取って『TAPI』)間で計画されている1,600キロメートルの天然ガス・パイプラインの建設、資金調達、所有、運営を目指している。

節目となるこの仮調印は、2015年10月24日、トルクメニスタンの首都アシガバットで開催された第23回TAPI運営委員会会議で行われた。この会議には、トルクメニスタン、アフガニスタン、パキスタン、インドの石油担当大臣とアジア開発銀行(ADB)の幹部職員が出席した。

この株主契約には、TAPIパイプライン社の管理運営、株主の権利と義務、株式の所有と譲渡に関して株主間で合意された原則が明記されている。この仮調印に先立ち、トルクメニスタンの国営ガス公社であるトルクメンガス社がTAPIパイプラインのコンソーシアム・リーダーとして承認されており、関係者はこの歴史的プロジェクトの実現に向けて更なる一歩を踏み出すことになる。

TAPIパイプラインは、完成後30年間にわたり、トルクメニスタンからアフガニスタン、パキスタン、インドに年間最大330億立方メートルの天然ガスを輸出する予定である。世界最大級の天然ガス確認埋蔵量を有するトルクメニスタンは、このパイプラインが完成することによってそのガス輸出市場を多様化することができる。

ADBの中央・西アジア局長ショーン・オサリバンは、「ADBはTAPI株主の皆様にお祝いを申し上げる。皆様の効果的な協力のおかげで、株主契約を迅速に仮調印することができた。この仮調印はTAPI参加国の強い決意を反映したもの。関係者が引き続きこの勢いに乗ってTAPIパイプライン・プロジェクトを推進することを、ADBは期待する。」とした。

ADBは2003年からTAPIパイプライン・プロジェクトの事務局を務めている。2013年にはトランザクション・アドバイザーにも任命され、ADBはTAPIパイプライン社の設立、パイプライン・プロジェクトの陣頭指揮を執るコンソーシアム・リーダーとしてのトルクメンガスの選定、株主契約の取りまとめを支援した。

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