フィリピン・マニラ(2021年7月1日) - 本日、アジア開発銀行(ADB)は、2021年11月24日から5年間の任期を務める総裁の投票プロセスを開始した。
5月31日から6月30日までの間、ADB総務による候補者の推薦が受け付けられ、現ADB総裁の浅川雅嗣氏が唯一の候補者となった。これを受けてADBの総務は、2021年8月30日までに浅川候補について投票を行うよう求められている。
浅川氏は、2019年11月30日に初めて総裁に選出され、前任者である中尾武彦氏の残任期間を務めるため、2020年1月17日に総裁の任に就いた。
総裁を選出するにあたり、ADB協定では、総務の総数の過半数であって加盟国・地域の総投票権数の過半数を代表するものによる表決が必要とされる。選挙の結果は、理事会が投票結果を集計したのちに公表される。選挙プロセスの詳細についてはこちら。
ADBは、極度の貧困の撲滅に努めるとともに、豊かでインクルーシブ、気候変動や災害等のショックに強靭で持続可能なアジア・太平洋地域の実現に向け取り組んでいる。ADBは1966年に創立され、49の域内加盟国・地域を含め68の加盟国・地域によって構成されている。